山田晴通:いろいろな活動記録



2000.10.28.

「東京経済大学におけるカリキュラム改革の諸側面」

  第23回首都圏私大研究集会(慶應義塾大学)
  第1分科会・報告
2000.10.28. 第23回首都圏私大研究集会(慶應義塾大学)

        ■■東京経済大学におけるカリキュラム改革の諸側面■■

                           山田 晴通(東京経済大学・教員)


□学部・学科新設を契機とするカリキュラム改革の波

    教学組織の再編(1995年)
      コミュニケーション学部新設
      学部教授会を中心とした制度再編 + 共通教育センター

    学部・学科構想と連動した、カリキュラム改革の議論
      臨時定員の恒常化、短期大学部・第二部の志願者減への対処

    多様化するカリキュラム
      新たな授業形態の模索(セメスター、インターンシップ、等々)
       ↓
      経済・経営・コミュニケーション学部では、3種類のカリキュラムが並行する
      カリキュラムの構造は各学部別々、用語統一も十分にはなされていない

    事務組織の再編(1998年) ( 教務課 → 学務課 の移管・再編 )

□共通教育(一般教育)の位置

    共通教育センターの機能と限界
      学部(各学部教務委員会)主導の新制度、受動的な共通教育センター

    個別化への動き━┳━高校数学のフォローアップ授業・・3学部が別々に対応
     ↑      ┣━流通マーケティング学科・・科目削減
            ┗━現代法学部・経済学部新学科構想・・独自開講科目重視
     ↓
    共通化への動き━━━コミュニケーション学部の99カリ

□教職課程とカリキュラム

    教職課程維持の方針(2000年・教職課程再申請)
     ↓
    教科科目軽減 + 教職科目のカリキュラムへの繰入
      → 経済・経営学部における教職科目の見直し(カリ繰入)
             (流通マーケティング学科・現代法学部における「地歴」はずし)
      → コミュニケーション学部における教職科目導入
             (00カリ・社会系(地歴含む):01カリ・英語[申請中])

□カリキュラム改革の陰で

    教員の負担拡大━━ノルマの形骸化→教員間の格差拡大(大学院担当者の負担増など)

    職員の負担拡大━━カリキュラムの複雑化→教員とのコミュニケーションの重要性

■東京経済大学のカリキュラム改革(1995〜2000)

第二部第一部
経済学部経営学部経済学部経営学部コミュニケーション
学部
現代法学部
経済学科経営学科経済学科経営学科流通マーケティング
学科
コミュニケーション
学科
現代法学科
1986

1994
旧カリ

 い わ


ゆ る


「 表


裏 」
199595カリ

 新 設
199696カリ

 コ ー


ス 制
1997
199898カリ
 法学系

選択化
98カリ
 新 設
199999カリ 共通化大学院C研究科開設
200000カリ教職繰入00カリ
 語 学
教職繰入
軽 減
00カリ 教職繰入00カリ 教職導入00カリ

 新 設
短期大学部募集停止
2001募集停止01カリ コア再編
2002
経済学部新学科構想

□当該年度の入学者が適用を受けるカリキュラムを示す。
□新設学部・学科のカリキュラムは、完成年度まで固定されている。

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