研究の道具箱:山田晴通:韓国・北朝鮮の地名


春川 チュンチョン Ch'unch'o^n

面積:1,093.90平方km
人口:226,857人(1994年末)
世帯数:67,751世帯(1994年末)

大韓民国北部に位置する江原道(カンウォンド)の道庁所在都市。
ソウルに発する国鉄京春線の終点。鉄道から船に乗り換えて、雪岳山(ソラクサン)へ向かう中継地。
山間部にある行政中心地であり、官庁や教育機関などが集中している。

近郊には昭陽江(ソヤンガン)、北漢江(プクハンガン)に設けられたダムによって作られた人造湖が多い。こうした人造湖は、水力発電に利用されたり、水道の取水源となっているほか、水上交通路にもなっている。
朝鮮戦争の際には、市街地が壊滅的に破壊された。軍事境界線から50kmほどしかはなれていないこともあり、現在でも、市街地の3割は米軍施設が占めており、韓国軍も駐屯する軍事的要衝である。


2004年に日本でブームとなったテレビドラマ『冬のソナタ』のロケ地が市街地内や周辺部にあるため、2004年以降は日本からのロケ地観光の入れ込み客が急増し、関連施設の整備などが進んだ。(2004.12.30.追記)


このページのはじめにもどる
韓国・北朝鮮の市郡名にもどる
道具箱のふたへゆく

分野別ページ案内:社会経済地理学/地域研究/地誌へゆく

山田晴通研究室へゆく    CAMP Projectへゆく